カルテを開いた瞬間に、略語の多さで目が泳いでしまうことはありませんか。
「これ、何の意味だっけ」
と考えているうちに時間が過ぎて、焦りだけが増える日もありますよね。
申し送りで略語が飛び交うと、聞き返したいのにタイミングがなくて、モヤモヤしたまま動いてしまうこともあると思います。
それでも毎日現場に立っているあなたは、十分に頑張っています。
略語が難しいのは、あなたの理解力が足りないからではありません。
医療の現場は情報量が多く、しかも略語は病院や部署で使い方が少しずつ違うことがあるからです。
この記事では、看護師略語よく使う一覧を「暗記するための表」ではなく、「迷わず安全に使うための道具」として整える考え方をまとめます。
小学生でも分かるように、難しい言葉には短い補足を付けながら、順番に説明します。
そして大切な前提も、はっきりお伝えします。
略語の正解は一つではなく、最終的には院内ルールに従う必要があります。
そのうえで、どの職場でも役立つ「確認の型」を身につけると、毎日の不安がぐっと減ります。
この記事で分かること👇
- 看護師略語よく使う一覧を、最短で使える形に整えるコツ
- カルテで頻出する言葉を、カテゴリで分けて読む方法
- 申し送りや電話で、誤解を減らす確認手順
- 院内ルールが違っても迷わない、安全な使い方の考え方
最後まで読むと、略語に振り回される時間が減って、落ち着いて確認できるようになります。
看護師略語よく使う一覧で押さえる基本

この章では、いきなり暗記を始めません。
先に「考え方の土台」を作ります。
土台がないまま覚えようとすると、知らない略語が出るたびに不安が増えてしまうからです。
新人のとき、先輩のカルテ記録や申し送りが“暗号”に見えた経験はありませんか。
その感じ、すごく自然です。
先輩たちもほとんど全員が同じ道を通っています。
だから先輩はこう言います。
最初は読めなくて当たり前だよ。
この章では、看護師略語よく使う一覧を「現場で迷わない形」に整える基本を、ゆっくり固めます。
看護師が覚えるべき略語集の全体像
ここで、最初に絶対に知っておいてほしい前提があります。
略語は、全国で完全に同じではありません。
病院や部署で、意味や使い方が少し違うことがあります。
つまり、ネットの一覧をそのまま「正解」と思うのは危険です。
あなたの職場での正解は、院内ルールと標準略語表です。
この前提があるだけで、無理な暗記が減り、確認がしやすくなります。
先輩の共感アドバイスを一つ紹介します。
戻れる場所とは、院内で決められたルールや一覧です。
ここに戻れば、推測で動かなくて済みます。
推測で動かないことが、医療安全の第一歩です。
次に、略語の全体像を“ざっくり”つかみます。
全体像は、細かい言葉を暗記するのではなく、カテゴリで分けるのが一番楽です。
たとえば、こんな分け方で十分です。
- バイタル:体の基本の数字(BP《血圧》、HR《脈拍》、BT《体温》など)
- 呼吸:息の状態(SpO2《酸素飽和度》、RR《呼吸数》など)
- 投薬・点滴:薬や点滴(IV《静脈投与》、PO《内服》、PRN《必要時》など)
- 検査:調べること(採血、画像、培養など)
- 観察:見て判断すること(意識、疼痛《痛み》、浮腫《むくみ》など)
- ケア:生活や処置(清潔、食事、排泄、移動など)
ここで《カテゴリ》=仲間分け、という意味です。
カテゴリが分かると、初めて見る略語が出ても落ち着きます。
「これは薬の話かな」
「これは呼吸の数字かな」
こうやって方向が見えるからです。
さらに、略語は“単語”として覚えるより、“セット”で覚えると強いです。
セットというのは、数値・単位・時刻と一緒に出るということです。
たとえばSpO2は「%」とセットで出ます。
BPは「上/下」の形で出ます。
こうした形を知っていると、読み間違いが減ります。
そして、看護師略語よく使う一覧を最初から実務向けにするなら、次の3つを必ず入れてください。
- 正式名称(何の略か)
- 出る場所(カルテのどこ、申し送り、口頭指示など)
- 注意点(条件が必要、混同しやすい、院内で禁止など)
この3つがあると、一覧が「暗記表」ではなく「安全表」になります。
忙しいときほど、安全表が役に立ちます。
メリットとデメリットも整理します。
メリット
- 略語を見たときに、焦りが減ります。
- カルテを読むスピードが少しずつ上がります。
- 分からない点を院内ルールで確認できるようになります。
デメリット
- 最初にカテゴリ分けをする手間があります。
- 院内ルールを確認する時間が必要です。
ただ、先輩はこう言います。
実際、最初に整えた人ほど、あとで迷いが減ります。
迷いが減ると、仕事が落ち着きます。
落ち着くと、ミスも減ります。
最後にまとめます。
略語集の全体像は、カテゴリでつかめば十分です。
そして正解は院内ルールにあります。
この土台を作ったうえで、次はカルテで頻出する言葉を“読みやすく”整理していきます。
カルテで頻出の用語をカテゴリ別に整理
- 頻出 しきりにあらわれ出ること。(同じ種類のものが)繰り返しあらわれること。
カルテで頻出する内容は、ざっくり言うと次のカテゴリに集まります。
- 主訴・経過:何がいつから、どう変わったか
- バイタル:BP《血圧》、HR《脈拍》、BT《体温》、SpO2《酸素飽和度》など
- 投薬・点滴:内服、点滴、開始・中止、追加指示
- 検査:採血、画像、培養、モニター所見
- 観察:呼吸、循環、意識、疼痛《痛み》、皮膚など
- ケア:食事、排泄、清潔、移動、体位変換など
ここで大切なことを一つだけ覚えてください。
カルテは、略語を単語として解読する場所ではありません。
文脈と数値を一緒に見て、意味をつかむ場所です。
たとえば、SpO2という略語だけ見ても「酸素の数字」のことだと分かる人は多いです。
でも大事なのは「何%で、いつ、どう変わったか」です。
数字と時間が分かると、状態が見えてきます。
カルテを読むときのコツは「順番」を作ることです。
ただし、ここで補足します。
カルテの画面の作りは病院で違います。
なので「この順番が絶対」ではありません。
あくまで一例として、読みやすい型を紹介します。
あなたの職場の画面に合わせて、見やすい順に調整してください。
読み順の例はこうです。
- ①バイタルで危険度をざっくり見る
- ②投薬・点滴で今入っているものを見る
- ③検査で根拠になる情報を見る
- ④観察・ケアで次に何をするか整理する
この順番の良いところは、重要度が高いものから拾える点です。
忙しいときほど、重要なところから拾うのが安全です。
カルテは「テストの答え」ではなく「事件のメモ」です。
メモを読むときは、まず大事なことから読みます。
「いつ」
「どれくらい」
「何をした」
「どうなった」
この順番で見ると、話がつながります。
具体例で比べます。
悪い読み方は、略語が出るたびに止まって、全部調べ続けることです。
これだと時間がかかり、焦りが増えます。
焦ると、数字や時刻の見落としが増えます。
良い読み方は、まず全体をざっと見て、重要なところだけ確実に理解することです。
分からない略語はメモして、あとで院内ルールや標準略語表で答え合わせします。
先輩はよくこう言います。
ここで看護師略語よく使う一覧をカルテ向けに強化するコツを出します。
一覧に次の3つを足してください。
- 出る場所(バイタル欄、点滴指示、経過記録など)
- セット情報(%が付く、時刻が付く、単位が付くなど)
- 注意(条件が必要、紛らわしい、院内で禁止など)
こうしておくと、カルテで迷ったときにすぐ戻れます。
戻れる場所があると、焦りが減ります。
焦りが減ると、判断も落ち着きます。
メリットとデメリットも整理します。
メリット
- 重要な情報を拾いやすくなります。
- 数値の変化を追いやすくなります。
- 略語の誤読が減ります。
デメリット
- 最初はメモが増えて少し面倒に感じます。
- 院内ルールで照合する癖が必要です。
ただ、先輩はこう言います。
現場では、これが本当に起きます。
一覧を整えた人ほど、カルテの読みが安定します。
最後にまとめます。
カルテ頻出語は、カテゴリで整理すると読みやすくなります。
略語は単語ではなく、文脈と数値・時刻と一緒に読むのが基本です。
分からない略語はメモして、院内ルールで答え合わせする。
この型ができると、カルテは確実に怖くなくなっていきます。
看護用語の読み方・書き方の基本ルール
まず、読むときの基本ルールです。
略語に出会ったら、いきなり単語を調べる前に、次を見てください。
- ①どのカテゴリの話か(バイタル、投薬、検査、観察、ケアなど)
- ②数値・単位・時刻が付いているか
- ③前後の流れはどうか(何が起きて、何をして、どうなったか)
- ④曖昧なら院内ルールで確認する
ここで《流れ》=前後のつながり、という意味です。
流れが分かると、略語の意味を取り違えにくくなります。
次に、書くときの基本ルールです。
書くときは「省略してはいけない情報」を守ります。
省略してはいけない情報は、次の4つです。
- 数値(どれくらいか)
- 単位(何の数字か)
- 時刻(いつの話か)
- 条件(いつやるのか、何を基準にするのか)
特にPRN《必要時》のような言葉は、条件がないと危険です。
条件がはっきりしないと、人によって判断が変わるからです。
さらに、書き方の基本として、次の5点を意識すると安全です。
- 初めて出す言葉は正式名称を優先する
- 略語を使うなら、院内で統一されているものに限る
- 条件が必要なものは条件も書く
- 誰の指示か、根拠は何かを残す
- 迷ったら略語をやめて正式名称に戻す
ここで《根拠》=判断の理由になった情報、という意味です。
根拠があると、次の勤務者が安心して判断できます。
具体例で比べてみます。
悪い例です。
「SpO2低下。対応。」
短いですが、これでは何が起きたかが分かりません。
良い例です。
この形なら、誰が読んでも状況がイメージできます。
結果として、あとから質問が減ります。
質問が減ると、仕事が早くなることもあります。
また、患者さんへの説明も大切です。
患者さんに対しては、略語をそのまま使わないほうが親切です。
SpO2なら「酸素の数値」です。
BPなら「血圧」です。
こうして言い換えると、患者さんも安心します。
看護のコミュニケーションとしても大事なポイントです。
そして、病院によっては「禁止されやすい表記」があります。
ここも大切な補足です。
あなたの職場で禁止かどうかは必ず院内ルールで確認してください。
ただ一般に、誤読が起きやすい例として次が知られています。
- U(unitのつもりが別の文字や数字に見える)
- IU(誤読されやすい)
- @(用法の誤解につながる可能性)
こうした表記は、事故を防ぐために避ける病院があります。
だから「昔からこう書いてる」で判断せず、院内基準を見てください。
メリットとデメリットを整理します。
メリット
- 誤解が減り、医療安全につながります。
- 申し送りがスムーズになります。
- 記録を見返したときに安心です。
デメリット
- 最初は正式名称を書く分、少し長く感じます。
- ルール確認の手間が必要です。
ただ、先輩はこう言います。
この言葉を信じて大丈夫です。
最後にまとめます。
看護用語の読み方・書き方の基本は、誰が読んでも同じ意味にすることです。
数値・単位・時刻・条件・根拠を守ると、略語が混ざっても安全になります。
迷ったら正式名称に戻す。
このルールがあると、看護師略語よく使う一覧は安心して使える道具になります。
医療現場で通じる医療職共通の略語
まず、医療職共通の略語が出やすい場面を整理します。
- バイタル:BP《血圧》、HR《脈拍》、BT《体温》など
- 呼吸:SpO2《酸素飽和度》、RR《呼吸数》など
- 投薬・点滴:IV《静脈投与》、PO《内服》、PRN《必要時》など
- 検査:採血、画像、心電図など
ここで注意したいのは、共通略語ほど“短く済ませやすい”点です。
短く済むと、便利です。
でも短く済むほど、情報が省略されます。
省略されるほど、受け手の想像に頼ります。
想像に頼るほど、誤解が起きます。
特に注意したいのが、PRN《必要時》です。
PRNは便利ですが、条件がないと危険です。
「必要時」の基準が人によって違うからです。
だからPRNを使うときは、必ず次の3点をセットにします。
- 何のためのPRNか(疼痛、嘔気、不眠など)
- 条件は何か(NRS《痛み尺度》○以上、など)
- 最短間隔はどうか(○時間あける、など)
これを入れるだけで、同じPRNでも動きがそろいます。
動きがそろうと、患者さんが安全になります。
次に、混同しやすい略語の存在も知っておくと安心です。
たとえば英語系では、次のような混同例が知られています。
- ODが「1日1回」の意味と「過量」の意味で混同されることがある
- MSが薬の名前と病気の名前で混同されることがある
こうした背景があるため、病院によっては特定の略語を避けることがあります。
つまり、知っているかどうかより、院内でどう決めているかが大事です。
さらに、誤読を防ぐために禁止されることがある表記もあります。
あなたの職場で禁止かどうかは必ず院内ルールで確認してください。
一般に注意されやすい例として、次があります。
- U(unitのつもりが別の文字に見えることがある)
- IU(誤読されやすい)
- @(用法の誤解につながる可能性がある)
こうした表記は、事故を防ぐために避ける病院があります。
では、共通略語を安全に使うための「確認の型」を作ります。
略語が出たら、次の順番で考えると安全です。
- ①正式名称は何か
- ②目的は何か(何のために)
- ③条件は何か(いつ、どんなときに)
- ④行動は何か(誰が何をするか)
ここで《目的》=何のために行うか、という意味です。
目的が分かると、判断がぶれにくくなります。
メリットとデメリットも整理します。
メリット
- チームで共有しやすくなります。
- 緊急時に要点を伝えやすいです。
- 記録を短くまとめやすいです。
デメリット
- 「通じる前提」で確認が抜けやすいです。
- 条件が省略されると誤解が起きます。
- 似た略語は取り違えが起きます。
先輩はよくこう言います。
この現場感はとても大切です。
最後にまとめます。
医療職共通の略語は便利ですが、誤解も起きやすいです。
だから略語だけで終わらせず、一言補足を入れます。
特にPRNは目的と条件と間隔をセットにします。
そして最終判断は院内ルールです。
この考え方を看護師略語よく使う一覧に入れると、現場での安心が増えます。
よく使う言葉を優先暗記するコツ
まず、優先順位の付け方です。
ポイントは、あなたの職場の「出る回数」で決めることです。
目安は次の順番です。
- 優先①:毎シフト必ず見る(バイタル、モニター)
- 優先②:ほぼ毎日出る(投薬、点滴、検査)
- 優先③:週に数回出る(処置、ケア、指示変更)
- 優先④:たまに出る(疾患特有、特殊検査、特殊ケア)
ここで《優先》=先に覚える順番、という意味です。
優先①②が固まると、カルテの読める部分が一気に増えます。
だから、まずはここを狙い撃ちします。
次に、暗記を続けやすくするコツです。
おすすめは、1日5個だけにすることです。
少ないと思うかもしれません。
でも少ないから続きます。
続くから積み上がります。
積み上がるから自信になります。
自信がつくと、確認も落ち着いてできます。
1日5個のやり方は、とてもシンプルです。
- ①今日の勤務で出た略語、または明日出そうな略語を5個選ぶ
- ②正式名称を書く(何の略か)
- ③出た場面を書く(カルテのどこ、申し送り、口頭指示など)
- ④数値・単位・時刻・条件などセット情報を書く
- ⑤最後に院内ルールと照合する
ここで《照合》=答え合わせ、という意味です。
照合を入れると、職場での“正解”に近づきます。
職場での正解に近づくほど、迷いが減ります。
次に、覚え方のコツをもう一つ。
略語は“単語”ではなく“形”で覚えると強いです。
たとえば、こうです。
- SpO2は「%」と一緒に覚える
- BPは「上/下」の形と一緒に覚える
- HRは「回/分」と一緒に覚える
こうやって形で覚えると、見たときにすぐ思い出せます。
ここで、ありがちな失敗パターンもまとめます。
- 正式名称だけ覚えて、使う場面を覚えていない
- ネットで覚えた略語が、院内ルールと違う
- 似た略語が混ざって、取り違える
- 条件が必要な略語を、条件なしで使ってしまう
対策は次の4つです。
- 必ず院内ルールで照合する
- 迷ったら正式名称に戻す
- 条件が必要なものは条件を書き添える
- 口頭は復唱《リードバック》する
メリットとデメリットも整理します。
メリット
- 学びの負担が減って続きます。
- カルテが読める範囲が広がります。
- 申し送りが聞き取りやすくなります。
デメリット
- 最初は「5個だけ」が物足りなく感じます。
- 見返さないと抜けやすいです。
ただ、先輩はよくこう言います。
この積み上げは、確実にあなたを助けます。
最後にまとめます。
よく使う言葉を優先暗記するコツは、頻出に絞ることです。
少量でも続けて、場面とセット情報で覚えます。
この方法で看護師略語よく使う一覧を育てると、現場での不安が確実に減っていきます。
新人が混乱しやすい紛らわしい略語
まず、新人が混乱しやすい理由を3つに分けます。
- 似た文字が多い(Oと0、Iと1など)
- 同じ略語でも意味が変わる場合がある(病院・部署差)
- 口頭だと聞き間違えやすい(電話、急いだ申し送り)
ここで《病院・部署差》=場所によって意味が違うこと、という意味です。
この差がある以上、「どこでも同じ一覧」を作るのは難しいです。
だからあなたの職場の正解は、必ず院内ルールです。
次に、紛らわしい略語を見たときの“安全な選択肢”を先に決めます。
これがあると、焦っても戻れます。
- ①避ける(その略語は使わない)
- ②書き換える(正式名称で書く)
- ③確認する(院内一覧で照合し、必要なら復唱《リードバック》する)
ここで《リードバック》=復唱して確認すること、という意味です。
忙しい場面ほど、復唱はあなたを助けます。
次に、「混同が起きやすい略語」の考え方を知っておきます。
英語系の略語では、同じ2文字でも意味が複数ある場合があります。
たとえば次のような混同例が知られています。
- ODが「1日1回」の意味と「過量」の意味で混同されることがある
- MSが薬の名前と病気の名前で混同されることがある
こうした背景から、病院によっては特定略語を避けたり、禁止したりします。
つまり「知っているから大丈夫」ではなく、院内でどう決めているかが大事です。
また、誤読が起きやすい表記もあります。
あなたの職場で禁止かどうかは必ず確認してください。
一般に注意されやすい例として次があります。
- U(unitのつもりが別の文字や数字に見える)
- IU(誤読されやすい)
- @(用法の誤解につながる可能性がある)
こうした表記は、医療安全の観点で避ける病院があります。
次に、現場でよくある“困る場面”と、すぐ使える対策を出します。
困る場面の代表は、申し送りと電話です。
ここは条件が悪く、聞き違いが起きやすいからです。
申し送りで分からない略語が出たときは、推測でうなずかないでください。
安全な一言はこれです。
この一言で、事故の芽がつぶせます。
聞き返すのは失礼ではありません。
患者さんを守るための行動です。
カルテで見慣れない略語が出たときも、同じです。
- ①カテゴリを先に考える
- ②数値・単位・時刻があるかを見る
- ③院内一覧で照合する
- ④不明なら先輩に確認して、自分の一覧に追記する
追記すると、次の自分が助かります。
少しずつ「自分専用の安全表」が育っていきます。
ここで、看護師略語よく使う一覧に入れておくと便利な“注意メモ”の型を紹介します。
- 混同注意(似た略語がある)
- 口頭注意(電話では正式名称で言い換える)
- 条件必須(PRNなど)
- 院内区分(推奨/禁止/条件付き)
このメモがあるだけで、忙しいときの迷いが減ります。
メリットとデメリットも整理します。
メリット
- 取り違えが減ります。
- 確認が習慣になり、信頼が積み上がります。
- 不安が減って動きが安定します。
デメリット
- 最初は確認が増えて時間がかかります。
- 聞き返すのが心理的に負担に感じることがあります。
ただ、先輩はこう言います。
この言葉は現場の現実です。
最後にまとめます。
新人が混乱しやすい紛らわしい略語は、暗記より仕組みが大切です。
避ける・書き換える・確認するの三択を持ち、院内ルールで照合します。
混同例がある略語や誤読リスクのある表記は特に慎重に扱います。
この前提を看護師略語よく使う一覧に入れると、現場での不安が確実に減ります。
看護師略語よく使う一覧の実務での使い方

ここからは、「覚える」よりも「現場で安全に使う」に力を入れます。
略語は、知識として知っているだけでは不十分です。
忙しさ、疲れ、電話、急変などが重なると、少しの勘違いが大きなズレになります。
だから先輩は、いつも同じことを言います。
この言葉は、あなたを怖がらせるためではありません。
あなたを守るための言葉です。
この章では、看護師略語よく使う一覧を「使うための道具」として運用するコツをまとめます。
医療現場で略語を使うメリットと注意点
まず、メリットです。
メリット
- 記録の文字数が減り、入力時間が短くなります。
- 申し送りが短くなり、要点を伝えやすくなります。
- 緊急時に、重要な情報を素早く共有できます。
- 院内で言葉が統一されると、検索や見返しが楽になります。
ここで《統一》=同じ意味でそろえること、という意味です。
統一されているほど、略語は安全に使えます。
次に、注意点です。
注意点(デメリット)
- 人によって意味が違うと、誤解が起きます。
- 新人や他職種に伝わらず、確認が増えて逆に遅くなることがあります。
- 条件が省略されると、判断がずれて危険になります。
- 似た略語が混ざると、取り違えが起きます。
- 口頭では聞き間違いが起きやすいです。
ここで、先輩がよく言う共感アドバイスをもう一度。
短くしちゃいけない情報は、次の4つです。
- 数値(どれくらいか)
- 単位(何の数字か)
- 時刻(いつの話か)
- 条件(どんなときに実施するか)
特に注意が必要なのがPRN《必要時》です。
PRNは便利ですが、条件がなければ危険です。
必要時の基準が人によって違うからです。
ここで、短いけれど危ない例を出します。
悪い例です。
「PRNで対応。」
これでは何の薬かも、条件も分かりません。
次に、短くても安全な例です。
良い例です。
「疼痛時PRN。
NRS《痛み尺度》7以上で内服。
最短間隔は4時間。
30分後NRS3へ改善。」
この形なら、受け手が同じ判断をしやすくなります。
さらに、略語は「相手によって使い方を変える」ことが大切です。
- 新人がいる場では、略語を減らして正式名称を増やす
- 他職種と話すときは、目的を一言足す
- 患者さんに説明するときは、略語を言い換える
この切り替えができる人ほど、現場で信頼されます。
ここで、看護師略語よく使う一覧を実務向けにするコツを紹介します。
一覧の中に、次の3つの欄を作ってください。
- 院内区分(推奨/禁止/条件付き)
- 省略不可(数値・時刻・条件が必要か)
- 口頭注意(電話では避ける、復唱必須など)
この欄があるだけで、忙しいときに迷いにくくなります。
メリットとデメリットをもう一度、対で整理します。
メリット
- 共有が速くなります。
- 記録が短くなります。
- 重要情報をまとめやすいです。
デメリット
- 誤解と取り違えが起きやすいです。
- 条件が省略されると危険です。
- 院内ルールと違うと通じません。
最後にまとめます。
医療現場で略語を使うメリットは、スピードと効率です。
注意点は、誤解と事故のリスクです。
だから、数値・単位・時刻・条件を省略しないことが基本です。
この基本を守れば、看護師略語よく使う一覧は便利なだけでなく、安全な道具になります。
略語の誤解が起きやすいケースと対策
まず、誤解が起きやすいケースを具体的に出します。
- 夜勤明けの申し送りで頭がぼんやりしているとき
- 急変対応の直後で気持ちが焦っているとき
- 部署異動や応援で、ルールがいつもと違うとき
- 電話で指示を受けて、聞き取りづらいとき
- カンファで短くまとめようとして、情報が省略されるとき
ここで《急変》=急に状態が変わること、という意味です。
急変のあとほど、誤解が起きやすいのは当たり前です。
だからこそ、手順で守る必要があります。
対策は、3つの柱で覚えると実務で強いです。
- 復唱《リードバック》
- 具体化(数字や条件を足す)
- 記録(誰が言ったかと時刻を残す)
ここで《リードバック》=相手の言葉を言い返して確認することです。
医療現場では、リードバックは基本動作としてとても重要です。
では、ケースごとに「型」を作ります。
夜勤明けの申し送りでは、短くしようとして情報が落ちやすいです。
ここは話し方の型が効きます。
この順に話すと、略語が混ざっても軸がぶれません。
急変対応の直後は、情報が散らばりやすいです。
このときは、略語を増やすより、事実をそろえるほうが安全です。
- いつ(時刻)
- どれくらい(数値)
- 何をした(処置・投薬)
- どうなった(反応)
この4つをそろえるだけで、誤解が減ります。
部署異動や応援勤務では、「いつもの意味」が通じないことがあります。
ここは最初から決めてください。
分からない略語は推測しない。
必ず院内ルールで確認する。
これが一番の安全策です。
電話の指示は、誤解の代表です。
ここは電話の型を作ると強いです。
- 薬の名前を復唱する
- 量と単位を復唱する
- 投与方法を復唱する
- 間隔と条件を復唱する
- 指示者の名前と時刻を記録する
具体例を出します。
たとえば電話で「PRNで」と言われたときです。
安全な確認はこうです。
この確認で、ほとんどの誤解が潰れます。
さらに、誤解を減らすために一覧を強化します。
看護師略語よく使う一覧に次を足してください。
- 院内区分(推奨/禁止/条件付き)
- 条件の要否(PRNなど)
- 口頭注意(電話では正式名称で言い換える、復唱必須)
- 混同注意(似た略語がある)
これで一覧が「覚える表」ではなく「守る表」になります。
守る表があると、忙しいときほど助かります。
メリットとデメリットも整理します。
メリット
- 誤解が減り、医療安全につながります。
- 申し送り後の質問が減ります。
- 自分の不安が減って、動きが安定します。
デメリット
- 最初は確認が増えて、少し時間がかかります。
- 聞き返すことに心理的な負担を感じることがあります。
ただ、先輩はこう言います。
この感覚を持って大丈夫です。
最後にまとめます。
略語の誤解は、忙しいときと疲れているときと初めての場面で起きやすいです。
対策は、復唱《リードバック》、具体化、記録の3点です。
この型を看護師略語よく使う一覧に入れておくと、現場での迷いが減ります。
病棟・外来・救急で頻出する表現の違い
まず、病棟で頻出する表現の特徴です。
病棟は「昨日と比べてどうか」が大事です。
だから、表現は“比べる言葉”が増えます。
- 昨日より改善
- 前回より悪化
- 介入後に変化あり
- 変化なし
病棟では「ケアをしてどうなったか」が重要です。
略語が使われても、最後は“結果”が分かる形が安全です。
病棟で頻出しやすい情報の方向性はこうです。
- バイタルの推移
- 食事・水分の量
- 排泄の回数と状態
- ルート管理(点滴やドレーンなど)
- 褥瘡《じょくそう》や皮膚状態
- リハビリや移動状況
病棟では、略語より「経過が分かる文章」が強いです。
次に、外来で頻出する表現の特徴です。
外来は「今の困りごとを短くまとめる」が大事です。
だから、表現は“結論先出し”が増えます。
- 主訴は○○
- いつから○○
- 程度は○○
- 既往は○○
外来では、患者さんにも説明できる言葉が重視されます。
なので、略語を多用するより、言い換えが大事です。
SpO2なら「酸素の数値」です。
BPなら「血圧」です。
外来では、この言い換えがそのまま安心につながります。
外来で頻出しやすい情報の方向性はこうです。
- 主訴と経過
- 既往歴と内服
- アレルギー
- 検査の説明
- 生活指導
- 次回受診の案内
外来は短時間なので、情報の抜けが起きやすいです。
だから、略語より「要点の整理」が強いです。
次に、救急で頻出する表現の特徴です。
救急は「時刻と数字」が命です。
だから、表現は“時間の言葉”が増えます。
- 発症○時
- 搬送○時
- 介入○時
- 再評価○時
救急は、短いけれど具体的な文章が大事です。
略語だけで短くするより、必要な数字を残すほうが安全です。
救急で頻出しやすい情報の方向性はこうです。
- バイタル(BP、HR、RR、SpO2など)
- 意識の状態
- 呼吸状態と酸素投与量
- 痛みの部位と強さ
- 出血やショックの兆候
- 時系列(いつ何が起きたか)
救急では、数値・単位・時刻を省略しないことが特に重要です。
ただし、ここも補足します。
部署による違いは、病院の運用や電子カルテの様式でも変わります。
なので、最終的には院内ルールに合わせて調整してください。
この記事は“考え方の基本”を渡すものです。
最後に、部署別に一覧を作るコツをまとめます。
- 病棟版は「推移」と「介入後の反応」をメモできる形にする
- 外来版は「患者さんへの言い換え」を横に書く
- 救急版は「時刻」と「数値」を上に置く
これだけで、看護師略語よく使う一覧が現場でぐっと使いやすくなります。
メリットとデメリットも整理します。
メリット
- 異動直後の不安が減ります。
- 重要情報が抜けにくくなります。
- 申し送りが通じやすくなります。
デメリット
- 部署ごとに一覧を少し直す手間があります。
- 最初は言葉が混ざって戸惑うことがあります。
先輩はよくこう言います。
この言葉を信じて大丈夫です。
最後にまとめます。
病棟・外来・救急は目的が違うため、頻出する表現も違います。
看護師略語よく使う一覧は、部署の上位10〜30語に絞って作ると最短で効きます。
そして、患者さんへの説明では略語を言い換える。
この基本を守るほど、迷いが減り、安全に動けます。
申し送りで通じる略語の使い分け
まず、申し送りで「使いやすい略語」の条件です。
- 院内で意味が統一されている
- 受け手が理解できる(新人がいるなら補足できる)
- 数値・単位・時刻・条件とセットで伝えられる
- 聞き間違えにくい
- 院内ルールで推奨されている
ここで《統一》=院内で同じ意味でそろっている状態、という意味です。
統一されていない略語は、申し送りでは危険です。
次に、申し送りで「使わないほうがいい略語」の条件です。
- 部署や人で意味が変わる可能性がある
- 条件が省略されやすい(PRN《必要時》など)
- 似た音や似た文字があり、取り違えやすい
- 電話や急いだ場面で聞き間違えやすい
- 「分かるよね」で省略してしまいやすい
この条件に当てはまるものは、略語より正式名称に戻すほうが安全です。
正式名称に戻せる人ほど、現場で信頼されます。
具体例で比べます。
悪い例です。
「SpO2下がった。
PRN使った。
様子見。」
これだと、数字も薬も条件も分かりません。
受け手の想像に頼る形になり、誤解が起きやすいです。
良い例です。
「夜間にSpO2 96%→90%へ低下しました。
呼吸苦あり、体位調整と深呼吸促し、O2《酸素》2L開始しました。
10分後SpO2 94%まで改善しています。
再低下の可能性があるので、○時に再測定をお願いします。」
この形なら、次の人が同じ判断で動けます。
結果として、申し送り後の質問が減ります。
質問が減ると、申し送り全体が短くなることもあります。
ここで、PRN《必要時》の扱いをはっきりさせます。
PRNは、条件がないと危険です。
申し送りではPRNという言葉だけで終わらせず、必ず条件まで言います。
「疼痛時PRNで、NRS《痛み尺度》7以上が条件、最短間隔は4時間」
ここまで言うと、受け手の動きがそろいます。
さらに、申し送りでは「相手に合わせて略語の量を変える」ことが大切です。
- 新人がいる日は、略語を減らして正式名称を増やす
- 他職種が混ざる場では、目的を一言足す
- 患者さんに聞かれる可能性がある場では、言い換えを意識する
この切り替えができると、チーム全体が安全に動けます。
ここで、看護師略語よく使う一覧を申し送り仕様にするコツです。
一覧に「申し送り用の一言」を書いておくと強いです。
- 目的(何のためか)
- 条件(いつ実施するか)
- 省略不可(数値・時刻が必要か)
これがあると、申し送りが安定します。
メリットとデメリットを整理します。
メリット
- 誤解が減り、医療安全につながります。
- 申し送り後の確認が減り、結果として時間が短縮します。
- 新人でも「話す型」が持てて安心です。
デメリット
- 最初は補足を入れる分、少し長く感じます。
- 慣れるまで言葉選びに迷うことがあります。
ただ、先輩はこう言います。
この通りで、補足は“時短”になることも多いです。
最後にまとめます。
申し送りで通じる略語の使い分けは、院内で統一された略語だけを最小限に使うことです。
そして、数値・単位・時刻・条件は省略しません。
このルールを守るほど、看護師略語よく使う一覧は申し送りの質を上げ、現場の不安を減らします。
院内ルールで禁止・推奨される略語
まず、院内ルールでよくある分け方を整理します。
- 推奨:できるだけこの言い方にそろえる
- 禁止:誤解や誤読が起きるので使わない
- 条件付き:場面や部署を限定して使える
ここで《条件付き》=使える範囲が決まっている、という意味です。
条件付きの略語は、範囲を外すと事故につながることがあります。
次に、なぜ禁止や推奨が作られるのかを理解します。
院内が略語を制限する理由は、シンプルです。
「誤解を減らして、患者さんを守るため」です。
具体的には、次の理由が多いです。
- 人によって意味が違って誤解が起きる
- 手書きだと別の文字に見えて誤読が起きる
- 口頭だと聞き間違いが起きる
- 条件が省略されて判断がずれる
- 患者さんや他職種に伝わらない
ここで《誤読》=読み間違い、という意味です。
誤読は注意力だけでは防げません。
仕組みで防ぐのが医療安全です。
では、実務として何をすればよいかです。
やることは次の5つです。
- ①院内の標準略語表や記録ルールを確認する
- ②改訂日をチェックする
- ③推奨・禁止・条件付きの区分を把握する
- ④不明点は教育担当や先輩に確認する
- ⑤自分の看護師略語よく使う一覧を院内基準で更新する
ここで《改訂日》=ルールが更新された日です。
改訂日を見落とすと、古いルールで動いてしまうことがあります。
だから改訂日確認は、地味ですがとても大事です。
次に、禁止されやすい表現の“傾向”を押さえます。
病院ごとに違いはありますが、一般に次が制限されやすいです。
- 条件が曖昧な表現(「適宜」「必要に応じて」だけで終わる)
- 人によって意味が変わる短縮
- 似た文字で誤読が起きやすい表記
- 用量や用法の誤解につながる表記
さらに、現実に注意されやすい表記例もあります。
あなたの職場で禁止かどうかは必ず院内ルールで確認してください。
一般に誤読リスクとして知られる例は次です。
- U(unitのつもりが別の文字や数字に見える可能性)
- IU(誤読されやすい)
- @(用法の誤解につながる可能性)
こうした表記は、事故を防ぐために避ける病院があります。
ここで、看護師略語よく使う一覧を院内ルール対応にするコツを紹介します。
一覧の中に、次の3つの欄を入れてください。
- 院内区分(推奨/禁止/条件付き)
- 使用場面(カルテ/申し送り/口頭指示)
- 注意(条件必須、正式名称に戻す、電話では避けるなど)
この形にすると、忙しいときでも迷いにくくなります。
メリットとデメリットを整理します。
メリット
- 院内基準に沿うので誤解が減ります。
- 記録が読みやすくなり、チームの安全性が上がります。
- 申し送りや多職種連携がスムーズになります。
デメリット
- ルール確認と更新の手間が必要です。
- 改訂があるたびに見直しが必要です。
ただ、先輩はこう言います。
この言葉は現場の実感です。
最後にまとめます。
院内ルールで禁止・推奨される略語は、医療安全のための基準です。
正解はネットではなく院内基準にあります。
改訂日を確認し、推奨/禁止/条件付きの区分を一覧に入れると迷いが減ります。
こうして看護師略語よく使う一覧を育てれば、現場で本当に迷わず使えるようになります。
略語を安全に運用するための確認手順
確認手順で大切なのは、長くしないことです。
長い手順は続きません。
続かない手順は、現場では使えません。
だから「短く」「毎回できる」ことを優先します。
まず、基本の確認手順を6ステップで作ります。
この6ステップを覚えるだけで、迷いが減ります。
院内の標準略語表にないものは、推測で使わないのが安全です。
ここで《院内基準》=標準略語表や記録ルール、医療安全ルールのことです。
バイタルなのか、投薬なのか、検査なのか、観察なのかを先に決めます。
カテゴリが決まると、文脈が追いやすくなります。
略語だけでは情報が足りないことが多いです。
数字と時間があると、状況がはっきりします。
特にPRN《必要時》は、条件がないと危険です。
条件がなければ、正式名称と条件を追記するか、指示者に確認します。
これは負けではありません。
医療安全の基本動作です。
最近は正式表記優先が主流なので、安心して戻して大丈夫です。
復唱は、聞き間違いと解釈違いを一気に減らします。
ここで《リードバック》=相手の言葉を言い返して確認することです。
ここまでが基本の型です。
次に、この型を場面別に当てはめます。
場面で優先すべきポイントが少し変わるからです。
まず、カルテの場合です。
カルテは「正確さ」が最優先です。
- 院内基準で確認する
- カテゴリを決める
- 数値・単位・時刻をそろえる
- 曖昧なら正式名称に戻す
この流れを守るだけで、誤読が減ります。
次に、申し送りの場合です。
申し送りは「同じ行動につながること」が最優先です。
- 略語だけで終わらせず、一言補足する
- 条件と注意点を省略しない
- 新人がいる場では正式名称を増やす
- 必要なら復唱して確認する
この型があると、申し送り後の質問が減ります。
次に、電話の場合です。
電話は「聞き間違い対策」が最優先です。
- 薬剤名・量・投与方法・間隔を復唱する
- 略語が出たら正式名称で言い換えて確認する
- 指示者の名前と時刻を記録する
ここで《指示者》=指示を出した人です。
指示者と時刻を残すと、あとで確認できます。
次に、看護師略語よく使う一覧を“確認手順つき”にする方法です。
一覧に、チェックできる欄をつけます。
- 院内区分(推奨/禁止/条件付き)
- セット情報(数値/単位/時刻が必要か)
- 条件の要否(PRNなど)
- 口頭注意(電話では避ける、復唱必須など)
これだけで、一覧を見た瞬間に確認が回ります。
メリットとデメリットを整理します。
メリット
- 忙しいときほどミスが減ります。
- 自信がないときも手順で守れます。
- チームの信頼が積み上がります。
デメリット
- 最初は確認が増えて遅く感じます。
- 一覧を整える時間が必要です。
ただ、先輩の言葉は現実です。
この感覚を持って大丈夫です。
最後にまとめます。
略語を安全に運用する鍵は、
院内基準→カテゴリ→数値/単位/時刻→条件→正式名称→復唱の型です。
この型を看護師略語よく使う一覧に組み込めば、忙しい現場でも迷いにくくなります。
まとめ:看護師略語よく使う一覧を現場で迷わず使う要点
ここまで読んでくださったあなたは、もう十分に前へ進んでいます。
略語が分からなくて不安だった日も、きっと少しずつ減っていきます。
先輩たちが本当に伝えたいのは、「全部覚えて」ではありません。
「迷ったときに安全に確認できる人が一番強い」ということです。
私も新人の頃は、申し送りで聞き返すのが怖くて、頭の中が真っ白になることがありました。
でもある先輩にこう言われて、気持ちが楽になりました。
あなたにも、この言葉をそのまま渡したいです。
最後に、看護師略語よく使う一覧を現場で迷わず使うための要点をまとめます
- 看護師略語よく使う一覧は「暗記表」ではなく「安全チェック表」として作ります。
- 略語の意味や使用可否は全国で統一されていないので、最終的な正解は院内ルールです。
- 院内の標準略語表がある場合は、それが最優先の答えになります。
- カルテは略語を単語で追わず、文脈と数値・時刻をセットで読みます。
- カルテの読み順は病院の画面設計で変わるので、自分の職場で見やすい順に調整して大丈夫です。
- 近年は「略語が多いほど評価される」ではなく、正式表記優先で誰でも理解できる記録が評価されます。
- 数値・単位・時刻・条件は省略しないと決めるだけで誤解が減ります。
- PRN《必要時》は特に注意し、目的・条件・最短間隔を必ずセットで残します。
- 口頭指示や申し送りでは、復唱《リードバック》が基本動作です。
- 誤解が起きやすいのは、夜勤明け、急変後、部署異動、電話指示など「条件が悪い場面」です。
- 部署別に頻出略語が違うので、一覧は「今の部署の上位10〜30語」から作ると最短です。
- 患者さんへの説明では、略語は使わず、やさしい言葉に言い換えると安心につながります。
- 混同例が知られる略語は、院内の決まりに従って慎重に扱います。
- 誤読リスクのある表記は、院内で禁止されている場合があるので必ず確認します。
- 院内ルールは更新されるので、標準略語表の改訂日を確認する癖をつけます。
- 確認手順は「院内基準→カテゴリ→数値/単位/時刻→条件→正式名称→復唱」で型にします。
- 迷ったら推測で進まず、正式名称に戻して確認するのが最も安全です。
- 聞き返すことは恥ではなく、患者さんを守るためのプロの行動です。
- 今日からは、一覧を「覚えるもの」ではなく「守るもの」として使ってください。

