看護師転職の本人希望欄はどう書く?通る例文とNG回避

履歴書の本人希望欄って、たった数行なのに、ものすごく悩みますよね。

「希望を書いたら落ちるのかな」

「でも書かないと、入職してから困るかも」

と不安になりますよね。

看護師の転職は生活に直結するので、なおさら迷って当然です。

特に多いのが、こんな悩みです。

  • 日勤希望って書いていいのかな?
  • 子どもの送迎や家庭の事情は、どこまで書けばいいのかな?
  • 社会保険加入のことって、本人希望欄に書いて大丈夫なのかな?
  • 特になし」って書いたら、雑に見えるのかな?

安心してください。
本人希望欄は、わがままを書く場所ではありません。
あなたが長く働き続けるための条件を、誤解なく伝える場所です。
そして、書き方には“通りやすい型”があります。
型に当てはめれば、文章が苦手でも大丈夫です。

この記事で分かることは、次の4つです。👇

  • 看護師転職の本人希望欄で通りやすい書き方の型
  • 日勤希望や子どもの事情を角が立たずに伝えるコツ
  • 特になしや否定表現など、落ちやすいNG例と回避法
  • 面接で困らないための、希望の優先順位の付け方

最後まで読むと、あなたの状況に合った本人希望欄を、短く丁寧に作れるようになります。
転職で損をしない文章を、一緒に作っていきましょう。


目次

看護師転職の本人希望欄で通る書き方

結論からお伝えします。
看護師転職の本人希望欄で通りやすいのは、「希望がない人」ではありません。
「希望があっても、伝え方が丁寧で分かりやすい人」です。

本人希望欄は、条件交渉の場所ではありません。
でも、あなたが働き続けるために必要な条件を“共有する場所”ではあります。
このバランスが取れていると、採用側は安心します。
安心すると、面接での会話も前向きになります。

ここで、まず大事な前提を一つだけ。
本人希望欄“だけ”で合否が決まる、と言い切ることはできません。
採用は、履歴書全体や面接、経験、資格などを合わせた総合評価です。
ただし、本人希望欄が強すぎると「ミスマッチが起きそう」と思われやすいのも事実です。
だからこそ、文章を整える価値があります。

採用側が本人希望欄で見ているのは、ざっくり言うとこの3つです。

  • 希望が現実的で、シフトや配属を想像できるかどうか
  • 入職後に「聞いてない」「そんなつもりじゃない」が起きにくいかどうか
  • 《協調性(きょうちょうせい)》=周りと調整して働けそうかどうか

つまり、同じ希望でも、書き方で印象が変わります。
「夜勤はできません」とだけ書くと、強く見えやすいです。
「当面は日勤中心を希望し、ご相談のうえ調整できれば幸いです」と書くと、相談に見えます。
この差が、本人希望欄の評価を変えます。

では、どう書けばいいのか。
ここからは、誰でも使える“型”を紹介します。
難しい言葉は不要です。
短く、丁寧に、順番を守るだけです。

おすすめの型は、これです。
「事情(短く)→希望(短く)→相談→貢献」
これを1〜3文でまとめます。

たとえば、こんな感じです。

「家庭の事情により、当面は日勤中心の勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。
早期に業務を習得し、貢献いたします。」

この文章の良いところは、3つあります。

  • 希望が明確で分かりやすいこと。
  • 相談の余地があり、圧が少ないこと。
  • 最後に「頑張ります」が入っていて、印象が前向きなこと。

次に、長さの話です。
本人希望欄は、長いほど丁寧に見えるわけではありません。
むしろ長いほど「条件が多そう」「面倒が多そう」と受け取られることがあります。
目安は1〜3文です。
事情は短く、細かい説明は面接で補えば十分です。

そして、もう一つ大事な考え方があります。
本人希望欄に書くのは、基本的に絶対条件だけにします。
絶対条件とは、守れないと生活が崩れる条件です。
送迎で〇時まで。
介護で〇曜日は難しい。
体調管理で当面は夜勤が難しい。
こういった条件は、最初に伝えた方が誠実です。

逆に「できれば」の希望まで書くと、条件が増えます。
条件が増えると、採用側は配置が想像しにくくなります。
その結果、全体印象で不利になることがあります。
だから、本人希望欄はシンプルが強いです。

ここから先の小見出しでは、よくあるケースを一つずつ、例文つきで解説します。
あなたに必要な部分だけ読んでもOKです。
ただ、できれば流れで読んでください。
本人希望欄は、文章単体よりも「全体のつながり」で印象が決まることが多いからです。


日勤希望を角が立たずに伝えるコツ

結論からお伝えします。
日勤希望は、看護師転職の本人希望欄に書いても大丈夫です。
ただし「言い方」を間違えると、わがままに見えたり、調整できない人に見えたりします。
だから、角が立たない形に整えることが大切です。

日勤希望の理由は、かなり現実的です。

  • 子どもの送迎がある。
  • 家族の介護がある。
  • 体調的に夜勤がつらい。
  • 生活リズムを整えたい。

どれも、働き続けるうえで大事なことです。
ですので、希望そのものを責める必要はありません。

一方で、採用側も現実を見ています。
病院や施設は、夜勤を含むシフトで回っていることが多いです。
だから「日勤のみ」と強く書くと、「この人は配置できるかな」と不安になりやすいです。
ここで大事なのは、あなたが悪いのではなく、表現の強さが問題になりやすいという点です。

角が立たない日勤希望のコツは、次の4つです。

  • 「日勤のみ」より「日勤中心」を使う
  • 理由は長く書かず、一言でまとめる
  • 当面」「状況により」で現実的にする
  • 最後は必ず「ご相談のうえ」で締める

まず、避けたい書き方の例です。

「夜勤はできません。
日勤のみ希望です。」

短いのですが、断定が強く、要求に見えやすいです。

同じ内容でも、こう書くと印象が変わります。

「家庭の事情により、当面は日勤中心の勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

これだけで、圧が弱くなります。
採用側も「相談できそう」と受け取りやすくなります。

さらに、もう一段通りやすくする方法があります。
それは「できる範囲」を一言添えることです。
できる範囲があると、採用側はシフトを想像しやすいです。
たとえば、こんな一文です。

「〇曜日は家族の協力が得られるため、調整可能です。」

「研修や勉強会は可能な範囲で参加いたします。」

この一文があるだけで、協調性が伝わります。

ここから、状況別に使える例文をまとめます。
コピペして数字だけ変えてもOKです。

まず、基本の例文です。
「家庭の事情により、当面は日勤中心の勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

次に、子どもの送迎がある場合の例文です。
「子どもの送迎のため、平日は〇時までの勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」
この形は短くて丁寧なので、かなり安全です。

次に、体調管理が理由の場合の例文です。
「体調管理のため、当面は日勤中心の勤務を希望いたします。
業務に支障が出ないよう自己管理を徹底し、貢献いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」
ここでは「自分で工夫して働く姿勢」も一緒に伝えています。

そして、よくある質問に答えます。

「日勤希望って書いたら落ちますか。」

落ちると決まったわけではありません。
ただ、夜勤が前提の求人では、条件的に合わない可能性があります。
その場合は文章力よりも、求人との相性の問題です。
だから、日勤希望が絶対条件なら、最初から日勤中心の求人を選ぶことも大切です。

最後に、日勤希望のメリットとデメリットを正直に整理します。
不安な気持ちを、ここで一度落ち着かせてください。

  • メリット:生活が整い、長く働きやすいです。
  • メリット:体調管理がしやすく、安定して働きやすいです。
  • デメリット:夜勤が前提の職場では、応募できる求人が減ることがあります。
  • デメリット:人気条件なので、応募が多く競争になりやすいことがあります。

結論です。
日勤希望は書いていいです。
ただし「日勤中心」「当面」「ご相談のうえ」で角を取ってください。
それだけで、本人希望欄はぐっと通りやすくなります。


新卒でも筋が通る希望の出し方

結論からお伝えします。
新卒でも、看護師転職の本人希望欄に希望を書いて大丈夫です。
ただし、新卒は特に「希望を増やしすぎない」ことが大切です。
希望を出すなら、少なく、丁寧に、筋が通る形にします。

新卒だと、こんな不安が出やすいですよね。

「経験がないのに希望を出したら失礼かな。」

「生意気に見えないかな。」

その気持ち、すごく分かります。
でも採用側が見ているのは、偉そうかどうかではありません。

「続けられるかな。」

「学ぶ姿勢があるかな。」

「周りと調整して働けそうかな。」

こういった“伸びしろ”と“安定感”を見ています。

だから、新卒の本人希望欄は、次の4つを意識すると筋が通ります。

  • 希望は1〜2点に絞る
  • 理由は一言で短く書く
  • 最後に必ず「ご相談のうえ」を入れる
  • 「学びます」「貢献します」を一言添える

まず、避けたい例です。

「日勤のみ希望です。
土日休み希望です。
残業不可です。
配属は内科希望です。」

この書き方だと、採用側はこう感じやすいです。

「条件が多くて、配置が難しそう。」

「育成もしながら、この条件を守るのは大変そう。」

新卒は現場で教える時間も必要になるので、条件が多いほど不安が増えます。

では、同じような事情があっても、筋が通る形はどうなるか。
例文を見てください。

「家庭の事情により、当面は日勤中心の勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。
早期に業務を習得し、貢献いたします。」

  • 希望は一つ。
  • 丁寧。
  • 相談の余地あり。

これが新卒の“通りやすい形”です。

新卒が希望を出すときは、内容も選ぶとさらに安全です。
特に通りやすいのは、次のタイプです。

  • 入職時期(いつから働けるか)
  • 勤務時間(事情がある場合のみ)
  • 配属希望(固定せず相談の形にする)

入職時期の例文です。

「入職時期につきまして、〇月〇日以降での勤務開始を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

採用側は予定が立てやすくなります。
それだけで「配慮できる人」という印象になります。

勤務時間の制約がある場合の例文です。

「家庭の事情により、平日は〇時までの勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

理由を長く書かず、条件だけ短く書くのがコツです。

配属希望を出す場合は、固定要求にしないのが鉄則です。
配属は病院の事情で変わることが多いからです。
なので「〇〇科しか嫌です」と書くと強すぎます。
代わりに「学びたい」「貢献したい」をセットにします。

配属希望の例文です。

「早期に看護技術を身につけ、戦力となるため、教育体制の整った部署での勤務を希望いたします。
配属につきましてはご相談のうえ決定できれば幸いです。」

この文章は、希望がありつつ協調性も伝わります。

《協調性(きょうちょうせい)》=周りと調整して働く力、のことです。

ここで、新卒がやりがちな落とし穴もまとめます。
これを避けるだけで、本人希望欄の印象は安定します。

  • 希望が3つ以上になる
  • 「できません」「無理です」が多い
  • 理由を長々と書く
  • 「人間関係が良いところがいい」など主観が強い表現を書く

特に「人間関係が良い職場がいい」は、本人希望欄には向きません。
採用側は「うちも良いです」としか言えないからです。
それより、面接の逆質問で「教育体制」や「フォローの仕組み」を聞くほうが安全です。

最後に、新卒のあなたに寄り添う一言を言わせてください。
希望を出すことは悪いことではありません。
むしろ、無理な働き方をして短期離職になるほうがつらいです。
だから、必要な希望は隠さず、短く丁寧に伝えましょう。
それが、あなたを守り、相手にも誠実なやり方です。


社会保険加入の希望を自然に書く

結論からお伝えします。
社会保険加入については、「加入したいです」と強く書くより、加入条件を確認したいという形で書くのが自然です。
特にパートや非常勤を考えている場合は、この書き方が一番トラブルを減らします。

社会保険って、生活に直結しますよね。

「入職したら社会保険に入れると思っていたのに、入れなかったらどうしよう。」

「扶養のこともあるし、よく分からないまま決めるのは怖い。」

こういう不安は、とても現実的です。
だから、先に確認しておくのは悪いことではありません。

ここで大事なポイントを、分かりやすく言います。
常勤(フルタイム)の場合は、条件を満たすと社会保険加入が前提になることが多いです。
一方で、パート・非常勤は、勤務時間や働き方によって加入対象が変わることがあります。
だから「希望」というより「自分が対象か確認したい」という話になりやすいです。
そのため本人希望欄では、交渉の言い方よりも、確認の言い方が合います。

社会保険の話を本人希望欄で自然に書くコツは、次の4つです。

  • 「加入希望」より「取扱いの確認」にする
  • 1〜2文で短くする
  • 強い言い切りを避ける
  • 面接で確認したい、と丁寧に締める

まず、避けたい例です。

「社会保険に加入できないなら応募しません。」

気持ちは分かりますが、強すぎて“条件が厳しい人”に見えることがあります。

次に、自然で丁寧な例です。

「雇用条件につきまして、社会保険加入の取扱いについて確認させていただけますと幸いです。
詳細は面接の際に確認できればと存じます。」

この書き方なら、要求ではなく確認に見えます。
採用側も答えやすいです。

ここから、状況別に使える例文をまとめます。
そのまま使ってOKです。

常勤応募で、軽く確認を入れたい場合です。

「雇用条件につきまして、社会保険加入の取扱いについて確認させていただけますと幸いです。」

常勤は加入が前提の職場も多いので、短く確認するのが自然です。

パート・非常勤応募で、加入条件を確認したい場合です。

「勤務条件につきまして、社会保険加入の適用条件について確認させていただけますと幸いです。」

これなら、相手も「勤務時間次第ですね」と説明しやすくなります。

扶養や家庭事情が絡む場合です。

「勤務条件につきまして、社会保険加入の取扱いについて確認させていただけますと幸いです。
家庭の事情も踏まえ、面接時にご相談できればと存じます。」

家庭事情の詳細は書かなくて大丈夫です。
面接で必要な範囲だけ話せばOKです。

ここで、面接で聞かれやすいことも先に知っておくと安心です。
社会保険の話が出ると、だいたい次が確認されます。

  • 週に何時間くらい働きたいか
  • 週に何日くらい働きたいか
  • 扶養内が希望か、加入前提か
    この3つは、事前に自分の希望を決めておくとスムーズです。
    数字が言えると、採用側も説明しやすいです。

メリットとデメリットも整理します。
不安な気持ちがある方は、ここで整理してみてください。

  • メリット:入職後に「聞いてない」を防げます。
  • メリット:生活設計が立てやすくなります。
  • デメリット:書き方が強いと条件に厳しい印象になりやすいです。
  • デメリット:面接で詳しい確認が必要になることがあります。

結論です。
社会保険加入は、本人希望欄では「希望」より「確認」が自然です。
「社会保険加入の取扱いを確認したい」と丁寧に書きましょう。
それだけで、生活を守りつつ、印象も崩しにくくなります。


志望動機と本人希望欄の整合性

結論からお伝えします。
志望動機本人希望欄は、必ず同じ方向を向かせてください。
ここがズレると、希望の内容が正しくても「ミスマッチかも」と思われやすくなります。

看護師転職では、採用側は履歴書を“まとめて”見ます。
志望動機だけを読むわけではありません。
本人希望欄だけを読むわけでもありません。
全体を読んで、「この人はうちで続けられそうか」を想像します。
だから、志望動機と本人希望欄が矛盾して見えると、不安が残りやすいです。

ここで大事な前提です。
本人希望欄だけで合否が決まる、と言い切ることはできません。
採用は履歴書全体や面接を含む総合評価です。
ただし、矛盾があると総合評価で損をしやすい、という話です。

よくあるズレの例を出します。
志望動機に「急性期で学びたい」と書いてあるのに、本人希望欄に「残業不可・夜勤不可・土日休み希望」と並んでいる。
採用側は急性期の忙しさを想像します。
そして「本当に続けられるかな」と不安になります。
ここで落ちる理由は、希望が悪いからではありません。
希望と職場の現実が合っていないかもしれない、という不安が強いからです。

では、整合性を取るコツです。
ポイントは3つだけです。

  • 本人希望欄に「理由」を一言だけ添える
  • 「当面」「状況により」で現実的にする
  • 志望動機につながる「貢献」を一言添える

この3つが入ると、文章の筋が通ります。
同じ希望でも、印象が安定します。

ここから、状況別に例文を出します。
あなたの志望動機に近いものを使ってください。

急性期で学びたいが、家庭事情で日勤中心にしたい場合です。

「家庭の事情により当面は日勤中心の勤務を希望いたします。
ただし業務習得のため、研修や勉強会には可能な範囲で参加いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

学ぶ姿勢が見えるので、志望動機とつながります。

回復期や慢性期で「患者さまに寄り添いたい」と書く場合です。
時間制限があっても整合性は取れます。

「子どもの送迎のため、平日は〇時までの勤務を希望いたします。
日中帯の看護の質向上に取り組み、患者さまの生活支援に貢献いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

希望と貢献が同じ方向を向いています。

外来やクリニックで「丁寧な対応をしたい」「地域医療に関わりたい」と書く場合です。

「家庭との両立のため、日勤中心の勤務を希望いたします。
患者さまへの説明や対応を丁寧に行い、接遇面でも貢献いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

接遇は《接遇(せつぐう)》=相手に気持ちよく接すること、です。

外来では特に伝わりやすい強みになります。

ここで、整合性を崩しやすい落とし穴もお伝えします。
それは、志望動機が“理想”で、本人希望欄が“現実”なのに、橋渡しの一文がないケースです。
理想も現実も、どちらも悪くありません。
悪いのは、読んだ人が矛盾と感じる状態です。

橋渡しに使える言葉はこの3つです。

  • 当面は
  • 状況により
  • ご相談のうえ
    これらは希望を弱くする言葉ではありません。
    相手に「調整できる人」と感じてもらう言葉です。

さらに強いのは、あなたの一次情報を一行だけ入れることです。
一次情報とは、あなたの経験そのものです。
「前職では日中帯のリーダー業務を担当し、申し送りの改善に取り組みました。」
この一文は、他の人が真似できません。
だから説得力が上がります。

メリットとデメリットを整理します。
整合性が取れていると、選考がスムーズになります。

  • メリット:採用側がイメージしやすく、安心感が出ます。
  • メリット:面接での質問が素直になり、会話が進みます。
  • メリット:入職後のズレが減り、長く働きやすいです。
  • デメリット:希望が多い場合、優先順位を決める必要があります。
  • デメリット:文章を整える手間が少し増えます。

結論です。
志望動機と本人希望欄は、セットで見られます。
希望を隠す必要はありません。
ただ、同じ方向を向くように整えてください。
それだけで、看護師転職の本人希望欄はぐっと通りやすくなります。


子供がいる場合の配慮依頼の書き方

結論からお伝えします。
子どもがいる場合の配慮依頼は、看護師転職の本人希望欄に書いて大丈夫です。
むしろ、必要なことを最初に共有した方が、入職後のズレが減って働きやすくなります。

「書いたら落ちるかも」と不安になりますよね。

でも、その不安の正体はたいてい「わがままに見えるかも」という心配です。
安心してください。
子どもの事情は、わがままではありません。
生活の現実です。
大事なのは、事情そのものではなく、書き方が丁寧で分かりやすいかです。

まず、子どもがいる場合の本人希望欄で大切な考え方を一つ言います。
「全部守ってください」ではなく、「こういう事情があるので相談したい」と伝えることです。
この形にすると、採用側も受け止めやすくなります。

配慮依頼を通りやすくするポイントは3つです。

  • 事情は一言で短く書く
  • 条件は具体的に書く(時間・曜日・回数)
  • できる範囲や代替案を一言添える

これを守ると、採用側が「どう調整できるか」を考えやすくなります。
考えやすい文章は、通りやすい文章です。

まず、避けたい書き方の例です。

「子どもがいるので残業はできません。
夜勤もできません。」

事情は伝わりますが、どこまで無理なのかが分かりません。
採用側は「全部ダメなのかな」と不安になります。

同じ内容でも、こう書くと角が取れます。

「子どもの送迎のため、平日は〇時までの勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

短くて、丁寧で、条件がはっきりしています。
これだけで印象が安定します。

さらに、できる範囲を一言添えると強いです。

「〇曜日は家族の協力が得られるため、調整可能です。」

「研修や勉強会は可能な範囲で参加いたします。」

こういう一文があると、採用側は「調整できそう」と感じます。

ここから、ケース別に例文を出します。
あなたの状況に近いものを使ってください。

送迎が理由で時間制限がある場合です。

「子どもの送迎のため、平日は〇時までの勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

最短で強い形です。

遅番が難しい日がある場合です。

「子どもの迎えの都合により、遅番勤務が難しい日がございます。
可能な範囲で調整し、ご相談のうえ決定できれば幸いです。」

「全部無理」ではなく「難しい日がある」と言うのがコツです。

夜勤が当面難しい場合です。

「子どもの事情により当面は夜勤対応が難しく、日勤中心の勤務を希望いたします。
状況が整い次第、段階的に対応を検討いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

ここは大事な補足があります。
職場によっては夜勤免除が制度的に難しい場合があります。
その場合は文章の問題ではなく、求人との相性の問題です。
日勤中心が絶対条件なら、日勤常勤や外来など、条件に合う求人を選ぶことも大切です。

急な発熱などが心配な場合です。
ここは書くか迷いやすいですが、書くなら短く誠実にが正解です。

「子どもの体調不良時には急な対応が必要となる場合がございます。
業務に支障が出ないよう可能な範囲で調整し、誠実に対応いたします。」

不安を煽らず、姿勢を示す形にします。

ここで、育児の配慮依頼でありがちな失敗もお伝えします。
それは「気持ちを書きすぎる」ことです。
「迷惑をかけたくありません」と書くと優しい印象は出ます。
でも採用側は「じゃあ採用しない方がいいのかな」と迷うこともあります。
本人希望欄は、気持ちよりも条件を短く書く場所です。
気持ちは面接で伝えた方が効果的です。

もう一つ、曖昧表現にも注意です。

「できれば早く上がりたいです」

「なるべく残業したくないです」

こう書くと面接で「何時までですか」と聞かれます。
本人希望欄は、できるだけ数字にします。
それだけで会話がスムーズになります。

メリットとデメリットも整理します。
書くのは怖いですが、書かない方が困ることもあります。

  • メリット:入職後の条件ズレが減り、長く働きやすいです。
  • メリット:採用側が調整を想像でき、安心感が出ます。
  • メリット:無理な働き方を避けられ、早期離職を防ぎやすいです。
  • デメリット:夜勤必須の職場では選択肢が減る可能性があります。
  • デメリット:書き方が強いと「調整できない人」に見える可能性があります。

結論です。
子どもの事情は隠さずに書いて大丈夫です。
ただし、短く、具体的に、ご相談のうえで締める。
できる範囲を一言添える。
この形なら、あなたも生活を守りながら、転職で損をしにくくなります。


マナーとして押さえる文章の型

結論からお伝えします。
本人希望欄は、内容よりもマナーで印象が決まりやすいです。
だから迷ったら、文章の型に当てはめるのが一番安全です。

「マナーって難しそう」

と感じるかもしれません。
でも大丈夫です。
本人希望欄のマナーは、たった5つを守るだけで十分です。

本人希望欄で押さえるマナーは、この5つです。

  • 文章は1〜3文にまとめる
  • 強い否定(できません・無理です)を避ける
  • 命令(〜してください)を避ける
  • 最後にご相談のうえを入れる
  • 丁寧語で締める(幸いです等)

この5つが揃うと、希望があっても“要求”に見えにくくなります。
採用側は「話し合えそう」と感じやすくなります。
その結果、面接に進みやすくなります。

次に、本人希望欄の“長さ”についてです。
よく「3行以内が良い」と言われます。
これは法律の決まりではありません。
でも、書類印象を下げないための目安としては役に立ちます。
長い文章は読む側の負担になり、負担は不安につながりやすいからです。
だから、短い方が損をしにくいです。

希望が特にない場合の型も覚えておくと便利です。
この一文が最も安全です。
「貴院の規定に従います。」
短いのに丁寧です。
「特になし」より印象が良くなりやすいです。

希望がある場合は、次の型を使ってください。
「事情(短く)→希望(短く)→相談→貢献」
この順番で書くと、文章が自然になります。

例文です。

「家庭の事情により、当面は日勤中心の勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。
早期に業務を習得し、貢献いたします。」

これが一番使いやすい基本形です。

ここで、避けたい語尾もまとめます。
語尾だけで印象が変わるので、ここは覚えると得です。

  • 避けたい語尾は「〜してください」「〜にしてください」です。
  • 避けたい語尾は「〜でないと困ります」です。
  • 避けたい語尾は「〜は無理です」です。
    これらは命令や圧に見えやすいです。

代わりに、使いやすい語尾は次の通りです。

  • 「〜を希望いたします」
  • 「〜できれば幸いです」
  • 「〜のうえ調整できればと存じます」
    この言い方に変えるだけで、丁寧さが出ます。

ここから、コピペできるテンプレをまとめます。
数字だけ変えて使ってください。

希望なしテンプレです。

「貴院の規定に従います。」

日勤希望テンプレです。

「家庭の事情により、当面は日勤中心の勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

時間制限テンプレです。

「子どもの送迎のため、平日は〇時までの勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

入職時期テンプレです。

「入職時期につきまして、〇月〇日以降での勤務開始を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

社会保険テンプレです。

「雇用条件につきまして、社会保険加入の取扱いについて確認させていただけますと幸いです。」

最後に、提出前のチェックを一緒にしておきましょう。
このチェックを通れば、マナー面の失点はかなり防げます。

  • 文章が1〜3文で収まっているか。
  • 強い否定や命令が入っていないか。
  • ご相談のうえが入っているか。
  • 理由を詳しく書きすぎていないか。
  • 丁寧語で終わっているか。

結論です。
本人希望欄は、完璧な文章より「短く丁寧で相談できる文章」が強いです。
迷ったら「貴院の規定に従います」
希望があるなら「事情→希望→相談→貢献」。
この型を使えば、看護師転職の本人希望欄はぐっと書きやすくなります。


看護師転職の本人希望欄で落ちるNG例

結論からお伝えします。
本人希望欄で損をしやすいのは、希望の内容よりも「伝わり方」です。
特に、条件が多すぎたり、言い方が強すぎたりすると、採用側が不安になります。
その不安が残ると、結果として選考が進みにくくなることがあります。

ここで大事な前提を、もう一度だけはっきり言います。
本人希望欄“だけ”で合否が決まる、と言い切ることはできません。
採用は、履歴書全体や面接を含む総合評価です。
ただし、本人希望欄の書き方が強いと、総合評価で不利になりやすい、という話です。

採用側が本人希望欄で怖がるのは、次の3つです。

  • シフトや配属が想像できないこと
  • 入職後に条件で揉めそうなこと
  • 周りと調整できなさそうなこと

つまり、採用側が見たいのは「条件がゼロの人」ではありません。
「相談しながら働ける人」です。

ここからのパートは、あなたを責めるためではありません。
文章の癖で損しないためのパートです。
今の時点で気づければ、全部直せます。
直せるなら、転職は一気にラクになります。

本人希望欄でNGになりやすい共通点は、次の通りです。

  • 条件を並べすぎて、配置が想像できない
  • 否定や命令が多く、圧が強い
  • 曖昧で、面接でブレそう
  • 志望動機とズレていて、ミスマッチが疑われる

そして、もう一つ大事なことがあります。
本人希望欄は「希望を通す場所」ではありません。
本人希望欄は「希望を理解してもらう場所」です。
理解されれば、面接で相談できます。
理解されなければ、相談の席まで行きにくいです。
ここが、もったいないポイントです。

このあと、小見出しごとにNGを具体的に潰していきます。

  • 条件の出しすぎ。
  • 「特になし」の罠。
  • 否定表現と命令口調。
  • 優先順位の付け方。
  • 曖昧表現。
  • 配属や夜勤免除の断定要求。
  • 全部、直し方まで一緒にまとめます。

NGなのは?条件の出しすぎ具体例

結論から言います。
本人希望欄で一番やりがちで、一番損しやすいのは、条件の出しすぎです。
条件を盛りすぎると、採用側が「配置できるイメージ」を持てなくなります。
結果として、選考が進みにくくなることがあります。

「でも、生活があるから条件が増えるのは当たり前ですよね」

と思いますよね。
はい、その通りです。
看護師の仕事は、働き方で生活が変わります。

  • 夜勤があるかどうか。
  • 残業が多いかどうか。
  • 土日の勤務がどれくらいか。

ここが家庭や体調に直結します。
だから希望が増えるのは自然です。

ただ、本人希望欄はスペースが小さいです。
小さい欄に希望をたくさん詰めると、見た目だけで「条件が厳しい人」に見えやすいです。
これが損ポイントです。

ここで前提も整理します。
条件を書いたから即アウト、とは言い切れません。
採用は履歴書全体と面接の総合評価です。
ただし、条件が多いと「調整が難しそう」という不安が残り、総合評価で不利になりやすい、という話です。

では、条件の出しすぎの具体例を出します。
こんな本人希望欄、見たことありませんか。

  • 日勤のみ希望です。
  • 夜勤は一切できません。
  • 残業はできません。
  • 土日祝は休み希望です。
  • 配属は外来のみ希望です。
  • 希望休は毎月〇日以上必要です。
  • 給与は〇万円以上希望です。

これを見た採用側は、頭の中でこう考えます。

「この条件を全部満たせる枠があるかな。」

「シフトを組んだときに、他の人に負担が偏らないかな。」

「採用しても現場が回るかな。」

ここで不安が大きいと、面接に進みにくくなります。

じゃあ、どうすればいいのか。
答えはシンプルです。
本人希望欄に書くのは、絶対条件だけに絞ります。
絶対条件とは、守れないと生活が崩れる条件です。
たとえば、次のようなものです。

  • 子どもの送迎で平日は〇時まで
  • 介護の都合で〇曜日は調整が必要
  • 体調管理で当面は夜勤が難しい

こういう条件は、最初に伝えた方が誠実です。
入職後のミスマッチも減ります。

一方で、「できれば」レベルの希望は面接で相談する方が安全です。
たとえば、こうです。

  • できれば土日はどちらか休みたい
  • できれば残業は少なめがいい
  • できれば配属は〇〇がいい
    これを本人希望欄に全部書くと、条件が一気に増えて見えます。
    だから、書き分けが大切です。

ここで、すぐできる整理方法を紹介します。
紙に書いて、3つに分けます。

  • A:絶対条件(守れないと入職できない)
  • B:強い希望(できれば守りたいが相談できる)
  • C:希望(あったら嬉しい)

本人希望欄はAだけです。
BとCは面接で伝えます。
これだけで、本人希望欄はスッキリします。
スッキリすると、採用側は安心しやすいです。

さらに、通りやすくする言い方もあります。
本人希望欄の最後に、これを入れてください。

「ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

この一文があるだけで、要求ではなく相談に見えます。

そして可能なら、できる範囲を一言添えると強いです。

「〇曜日は家族の協力が得られるため調整可能です。」

「研修や勉強会は可能な範囲で参加いたします。」

できることが一つあるだけで、印象が変わります。

最後に、メリットとデメリットを整理します。
条件を絞るのは不安ですが、選考面では強いです。

  • メリット:配置が想像でき、面接に進みやすくなります。
  • メリット:面接で相談の余地が残り、話し合いがしやすいです。
  • メリット:入職後のズレが減り、長く働きやすいです。
  • デメリット:面接でBとCを伝える準備が必要です。
  • デメリット:自分の希望の優先順位を決める必要があります。

結論です。
本人希望欄は、希望を書く場所ですが、詰め込みすぎると損をします。
書くのは絶対条件だけ
残りは面接で相談。
このルールで、看護師転職の本人希望欄はぐっと通りやすくなります。


「特になし」と書くべきケースと罠

結論からお伝えします。
本人希望欄に「特になし」とだけ書くのは、基本的にはおすすめしません。
同じ“希望がない”状態でも、「貴院の規定に従います」の方が丁寧で、印象が安定します。

「特になし」って、短くてラクですよね。
余計なことを書かない方が無難な気もしますよね。
でも採用側は、たった四文字でもいろいろ受け取ります。

「雑に書いたのかな。」

「本当は希望があるけど隠してるのかな。」

「あとから条件を出してくるのかな。」

あなたにそんなつもりがなくても、誤解が起きることがあります。

ここで大事な補足です。
「特になし」自体が間違い、というわけではありません。
ただし、慣習的に“雑”に見える場合があるので、避けた方が損しにくい、という話です。
正しいか間違いかより、印象で決まる部分があるのが本人希望欄です。

まず、空欄はおすすめしません。
空欄は「希望がない」とも取れますが、「記入漏れ」にも見えます。
履歴書は《丁寧さ(ていねいさ)》=相手への配慮も見られる書類です。
空欄があると、それだけで全体印象が下がることがあります。

では、希望がないときの“安全な答え”は何か。
それはこれです。
「貴院の規定に従います。」
短いのに丁寧です。
ルールを守る姿勢が伝わります。
本人希望欄に迷ったときの“お守り”みたいな一文です。

それでも「特になし」を使ってよいケースはあります。
条件つきですが、あります。

  • 会社や病院の指定書式が狭く、短文しか入らない場合です。
  • すでに別欄で希望を詳しく書いていて、重複すると見づらい場合です。
  • 応募先が「本人希望欄は特になしで可」と明記している場合です。

ただ、その場合でも、できれば次の言い方に置き換える方が丁寧です。
貴院の規定に従います。
または、少しだけ丁寧にして。
「勤務条件につきましては、貴院の規定に従います。
これなら短いまま印象が良くなりやすいです。

次に、「特になし」の一番大きな罠をお伝えします。
それは、本当は希望があるのに「特になし」にしてしまうことです。

たとえば、本当は日勤希望なのに、書類で不利になりそうで「特になし」と書く。
本当は〇時までの勤務が必須なのに、言い出しにくくて「特になし」と書く。
こういう選び方は、あとで自分を苦しめやすいです。

なぜかというと、面接で言い出しにくくなるからです。
面接で言い出せないと、入職後はもっと言いづらくなります。
結果として無理をして、体調や家庭が崩れやすくなります。
そして短期離職につながることもあります。
それは本当に、もったいないです。

本人希望欄は、わがままを書く欄ではありません。
でも、働き続けるための条件を書く欄ではあります。
だから絶対条件があるなら、隠さずに短く書く方が誠実です。

迷ったときの判断基準は、これだけでOKです。

  • 絶対条件があるなら、本人希望欄に短く書く。
  • 絶対条件がないなら、「貴院の規定に従います」と書く。

この2つで、ほとんど迷いません。
そして、書いたあとは面接で丁寧に補足すれば大丈夫です。

最後に、メリットとデメリットを整理します。
「特になし」は短いですが、誤解の余地があるのが弱点です。

  • メリット:短く書けて、主張が強く見えにくいです。
  • デメリット:雑に見えることがあり、記入漏れに見えることもあります。
  • デメリット:希望がある場合に後出しになり、言い出しにくくなります。

結論です。
本人希望欄は、「特になし」より「貴院の規定に従います」が安全で丁寧です。
もし希望があるなら、隠さず、短く、相談の形で書きましょう。
それが、看護師転職の本人希望欄で損をしない近道です。


書き方のNG:否定表現・命令口調

結論からお伝えします。
本人希望欄で損をしやすいのは、希望の内容よりも言い方が強いことです。
特に否定表現命令口調は、読む人に「調整できない人かも」と思わせやすいので注意が必要です。

看護師の現場はチームで動きます。
急変や入退院で予定が変わることもあります。
だから採用側は、経験や資格だけでなく、文章から《協調性(きょうちょうせい)》=周りと調整して働ける力も読み取ろうとします。
ここで言葉が強いと、内容が正しくても印象が落ちやすいです。

まず、よくあるNGを分かりやすくまとめます。
NGになりやすいのは、この3種類です。

  • 強い否定(できません、無理です、不可です)
  • 命令(〜してください、〜にしてください)
  • 断定(絶対に〜だけ、〜以外は嫌です)

たとえば、こういう文です。

  • 「夜勤はできません。」
  • 「残業は無理です。」
  • 「土日は休みにしてください。」
  • 「配属は外来以外希望しません。」

短いのに圧が出ます。
採用側は「現場が回るかな」と不安になります。

ここで大事なことを言います。
希望の中身を変える必要はありません。
変えるのは言い方です。
同じ希望でも、言い換えで印象は大きく変わります。

言い換えのコツは4つです。

  • 否定を「事情+難しい」に変える
  • 命令を「相談」に変える
  • 断定を「希望」に変える
  • 最後に「ご相談のうえ」を入れる

この4つで、文章は一気に整います。

言い換え例を見てください。

NG:「夜勤はできません」

OK:「家庭の事情により当面は夜勤対応が難しく、日勤中心の勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

内容は同じでも、印象は柔らかくなります。

NG:「残業は無理です」

OK:「家庭の事情により、平日は〇時以降の残業対応が難しい日がございます。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

「全部無理」ではなく「難しい日がある」と書くのがコツです。

NG:「土日は休みにしてください」

OK:「家庭の事情により、土日の勤務は調整が必要となります。
可能な範囲で対応いたしますので、ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

命令ではなく相談に変わっています。

NG:「配属は外来以外希望しません」

OK:「これまでの経験を活かすため外来勤務を希望いたします。
配属につきましてはご相談のうえ決定できれば幸いです。」

配属希望は特に強く見えやすいので、最後の一文が重要です。

ここで、よくある勘違いも一つだけ。
「丁寧に書くと希望が弱くなるのでは」と心配する方がいます。
でも実際は逆です。
丁寧に書くと、採用側が相談しやすくなります。
相談しやすいと、面接で話し合いが進みます。
結果として、希望が通る可能性が上がりやすいです。

そして、本人希望欄で使いやすい万能フレーズがあります。
それがこれです。
「ご相談のうえ調整できれば幸いです。」
この一文を入れるだけで、文章の角が取れます。

さらに、最後に一言だけ前向きな姿勢を入れると、印象が上がります。
「早期に業務を習得し、貢献いたします。」
短いですが、安心感が出ます。

メリットとデメリットも整理します。
言い方を整えると、転職活動がラクになります。

  • メリット:協調性が伝わり、印象が安定します。
  • メリット:面接が条件の確認だけで終わりにくくなります。
  • メリット:入職後のズレが減り、長く働きやすいです。
  • デメリット:文章を整える手間が少し増えます。
  • デメリット:面接で説明できるよう、希望を整理しておく必要があります。

結論です。
看護師転職の本人希望欄で避けたいのは、否定表現・命令口調・断定です。
希望はそのままで大丈夫です。
言い方を「事情+希望+相談」に整えるだけで、通りやすさが変わります。


希望が多い時の優先順位の付け方

結論からお伝えします。
希望が多いときほど、本人希望欄に全部書かない方がうまくいきます。
本人希望欄には絶対条件だけを書き、残りは面接で優先順位として相談する。
これが、看護師転職の本人希望欄で損をしにくい王道です。

「希望が多い=わがまま」ではありません。
看護師の働き方は、生活と直結します。
夜勤があるか。
残業がどれくらいか。
土日がどれくらい出勤か。
配属がどこになるか。
さらに子どもの送迎や介護、通院が重なると、希望が増えるのは自然です。
だから、責める必要はまったくありません。

ただ、本人希望欄は小さい欄です。
そこに希望を全部書くと、文章の見た目が“条件の山”になります。
採用側は「調整が難しそう」と感じやすいです。
結果として面接に進みにくくなることがあります。

ここで大事な整理方法を、簡単にお伝えします。
A・B・Cの3段階に分けるだけです。

  • A:絶対条件(守れないと入職できない)
  • B:強い希望(できれば守りたいが相談できる)
  • C:希望(あったら嬉しい)

本人希望欄に書くのはAだけです。

BとCは面接で話します。
これで、本人希望欄が短くなり、印象が安定します。

ここから、分かりやすい具体例で見ていきます。

まず、子どもの送迎があるケースです。
希望を分けるとこうなります。

  • A:平日は〇時まで(送迎)
  • B:夜勤は月〇回まで
  • C:土日どちらか休みたい

この場合、本人希望欄はAだけにします。

「子どもの送迎のため、平日は〇時までの勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

夜勤回数や土日の希望は、面接でBとCとして相談します。
この順番だと、採用側が考えやすいです。

次に、体調面が理由のケースです。

  • A:当面は夜勤が難しい
  • B:残業は月〇時間まで
  • C:配属は〇〇が希望

本人希望欄はこうします。

「体調管理のため、当面は日勤中心の勤務を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

配属希望は書きたくなりますが、まずはAを守ることが最優先です。
配属は面接で、経験と貢献をセットにして相談した方が通りやすいことが多いです。

次に、介護があるケースです。

  • A:〇曜日は介護のため調整が必要
  • B:遅番は週〇回まで
  • C:連休が取れると助かる

本人希望欄はこうです。

「家庭の事情により、〇曜日は勤務調整が必要となります。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

理由は詳しく書かなくて大丈夫です。
条件が伝われば十分です。

ここで、優先順位を付けるときのコツを2つだけ。
これで迷いが減ります。

1つ目のコツです。
Aは「理想」ではなく「生活が崩れる条件」にしてください。
「できれば土日休み」は、多くの場合BかCです。
でも「送迎で〇時まで」はAになりやすいです。
ここを間違えると、本人希望欄が条件盛りになってしまいます。

2つ目のコツです。
BとCは、面接で数字に変換して話せるようにしておくことです。
「夜勤は月〇回まで」
「土日は月〇回まで対応可能」
こう言えると、採用側が調整しやすいです。
調整しやすい人は、現場にとってありがたい人です。

面接での伝え方も、型があると安心です。
たとえば、こう言えます。

「優先順位としては、まず〇〇が絶対条件です。
そのほかはご相談しながら調整できればと思っています。」

この一言で、協調性が伝わります。

メリットとデメリットも整理します。
優先順位を付けるのは、あなたを守るための準備です。

  • メリット:本人希望欄が短くなり、印象が安定します。
  • メリット:面接で話が整理され、説明がしやすいです。
  • メリット:入職後のズレが減り、長く働きやすいです。
  • デメリット:自分の希望を整理する手間がかかります。
  • デメリット:面接でBとCを伝える準備が必要です。

結論です。
希望が多いときほど、本人希望欄は「全部書かない」方が通りやすいです。
A・B・Cで整理して、本人希望欄にはAだけ。
面接でBとCを優先順位として相談する。
この順番で、看護師転職の本人希望欄はぐっと安定します。


面接で突っ込まれやすい曖昧表現

結論からお伝えします。
本人希望欄に曖昧表現を書くと、面接でかなりの確率で突っ込まれます。
そして、その場で答えがブレると「条件が固まっていない人」という印象になりやすいです。

面接って、緊張しますよね。

ただでさえ緊張するのに、本人希望欄が曖昧だと質問が増えます。
質問が増えると、頭が真っ白になりやすいです。
すると本当は伝えたい「あなたの良さ」や「志望動機」を話す時間が減ります。
これは本当にもったいないです。

曖昧表現が怖い理由は、採用側が判断できないからです。
判断できないと不安になります。
不安になると確認したくなります。
だから面接で突っ込まれる、という流れです。

まず、突っ込まれやすい曖昧表現をまとめます。
見た瞬間に「自分書いたかも」と思っても大丈夫です。
ここで直せます。

  • 「残業は少なめが希望です」
  • 「できれば日勤でお願いします」
  • 「家庭の事情で調整が必要です」
  • 「ワークライフバランスを重視したいです」
  • 「無理のない範囲で働きたいです」
  • 「人間関係の良い職場がいいです」

これらは気持ちは分かります。
でも、採用側はこう思います。

「少なめって、何時間くらい。」

「できればって、どこまでならできるの。」

「家庭の事情って、いつ、どのくらい。」

「無理のない範囲って、人によって違うよね。」

こうして質問が増えます。

直し方はシンプルです。
曖昧な言葉を「数字」と「条件」に変換します。
つまり、時間・曜日・回数・期間に落とします。
分かりやすく言うと、はっきり言える形にするということです。

例を見てください。

「残業は少なめ」→「平日は〇時以降の残業対応が難しい日がございます」

これだけで、採用側はシフトを想像できます。

「できれば日勤」→「当面は日勤中心の勤務を希望いたします」

「当面」が入ると、現実的で柔らかい印象になります。

「家庭の事情で」→「子どもの送迎のため、平日は〇時までの勤務を希望いたします」

事情を詳しく書かなくても、条件が伝われば十分です。

「ワークライフバランス重視」→「長く勤務を継続するため、勤務時間は〇時までを希望いたします」

抽象的な言葉を、働き方に変えるのがポイントです。
ワークライフバランスは《両立(りょうりつ)》=仕事と生活を両方守ること、という意味ですが、本人希望欄では具体が強いです。

特に注意したいのが「人間関係が良い職場がいい」です。
本人希望欄に書くと、採用側は答えに困ります。
さらに「前職で何かあったのかな」と深読みされることがあります。
人間関係の不安は、面接の逆質問で確認する方が安全です。
たとえば「教育体制」や「フォローの仕組み」を聞くと、やんわり確認できます。

ここから、面接でよく聞かれる“突っ込み質問”と、答え方の型をセットで用意します。
準備しておくと、当日の安心感が全然違います。

質問例です。
「残業はどの程度なら可能ですか。」

答え方の型です。
「平日は〇時までであれば対応可能です。
〇曜日は家族の協力が得られるため調整できます。」
この答えは、採用側が調整しやすいです。

質問例です。
「夜勤は今後も難しいですか。」

答え方の型です。
「当面は難しい状況ですが、状況が整い次第、段階的に検討したいと考えております。」
“永遠に無理”ではない、と伝えられます。

質問例です。
「土日勤務はどうですか。」

答え方の型です。
「月に〇回までであれば対応可能です。
固定ではなく、事前にご相談のうえ調整できれば助かります。」
回数で答えると、会話が早いです。

質問例です。
「配属希望の理由は何ですか。」

答え方の型です。
「これまでの経験を活かし、早期に貢献できると考えております。
配属はご相談のうえ決定できれば幸いです。」
経験と相談をセットにすると角が立ちにくいです。

メリットとデメリットを整理します。
曖昧表現を減らすと、面接があなたの味方になります。

  • メリット:条件確認の時間が減り、志望動機や強みを話せます。
  • メリット:採用側が想像しやすく、安心感が出ます。
  • メリット:入職後の条件ズレが起きにくいです。
  • デメリット:希望を数字で整理する必要があります。
  • デメリット:事前準備が少し増えます。

結論です。
本人希望欄の曖昧表現は、面接で突っ込まれやすく損になりがちです。
曖昧な言葉は「時間・曜日・回数」に変えましょう。
それだけで面接がスムーズになり、あなたの良さが伝わりやすくなります。


配属・夜勤免除など断定要求の危険

結論からお伝えします。
配属固定夜勤免除を、本人希望欄で「断定」して書くのは危険です。
なぜなら、採用側が「調整できない人かも」と感じやすいからです。
ただし、希望そのものが悪いわけではありません。
書き方を「希望+相談+代替案」に変えるだけで、印象は大きく良くなります。

配属や夜勤は、現場の人数とシフトに直結します。
だから採用側は慎重になります。
そして補足として大事なのは、夜勤免除は職場によって制度的に難しい場合がある、という点です。
その場合は、あなたの文章が悪いのではありません。
求人との相性の問題です。
だからこそ、本人希望欄では“通ることを前提に断定する”のではなく、現実的に相談できる形に整えます。

まず、NGになりやすい断定要求の例を出します。

  • 「配属は〇〇科のみ希望します」
  • 「外来以外は希望しません」
  • 「病棟勤務は不可です」
  • 「夜勤は一切できません」
  • 「夜勤免除でお願いします」
  • 「急性期は無理なので配属しないでください」

こう書くと、採用側はこう考えやすいです。
「この条件だと配置が限られる。」
「もし合わなかったら揉めそう。」
「現場で調整しにくいかも。」
不安が残ると、面接に進みにくくなることがあります。

では、どう書けばいいのか。
ポイントは3つです。

  • 理由は一言だけ添える
  • 断定を避けて「希望」にする
  • 最後に必ずご相談のうえを入れる

これで、同じ希望が“相談”になります。

まず、配属希望の通りやすい形です。
配属希望を書くなら「経験を活かして早期に貢献したい」が一番筋が通ります。
そして最後に相談で閉じます。

例文です。

「これまで〇〇科での経験があり、経験を活かして早期に貢献するため、〇〇科を希望いたします。
配属につきましてはご相談のうえ決定できれば幸いです。」

希望は伝わります。
でも固定要求に見えにくいです。

次に、「外来が希望だが固定はしたくない」場合です。
例文です。

「これまでの経験を活かすため外来勤務を希望いたします。
配属につきましてはご相談のうえ決定できれば幸いです。」

短いのに丁寧で、角が立ちにくいです。

次に、夜勤免除に近い希望を出す場合です。
「夜勤免除」という言葉をそのまま書くと、強く見えやすいです。
代わりに「当面」「段階的」「状況が整い次第」を使います。

例文です。

「家庭の事情により当面は夜勤対応が難しく、日勤中心の勤務を希望いたします。
状況が整い次第、段階的に対応を検討いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

“永続的な拒否”に見えにくくなります。
ただし、夜勤体制が前提の職場では制度的に難しいこともあります。
その場合は、無理に応募するより、日勤中心の求人を選ぶ方がスムーズです。

夜勤回数を提示できる場合は、さらに調整しやすいです。
例文です。

「家庭の事情により夜勤回数につきまして調整が必要となります。
可能であれば月〇回までの夜勤対応を希望いたします。
ご相談のうえ調整できれば幸いです。」

回数があると、採用側は判断しやすいです。
「回せそうか」が見えるからです。

ここで、理由の書き方の注意点も一つだけ。
理由は詳しく書きすぎない方が安全です。
本人希望欄は小さい欄なので、事情説明で埋めると重く見えます。
「家庭の事情により」
「体調管理のため」
この一言で十分です。
詳しく聞かれたら面接で答えればOKです。

メリットとデメリットを整理します。
断定を避けると、相談しやすくなります。

  • メリット:採用側が調整を想像でき、安心感が出ます。
  • メリット:面接で条件の相談が進みやすいです。
  • メリット:入職後のズレが減りやすいです。
  • デメリット:面接で条件を確認する必要があります。
  • デメリット:職場によっては制度上、希望が通らない可能性があります。

結論です。
配属固定や夜勤免除は、断定で書くと不利になりやすいです。
希望は「理由+希望+相談」に整えてください。
可能なら回数や段階的などの代替案も添えてください。
それだけで、あなたの希望は守りやすくなり、転職も進めやすくなります。


まとめ:看護師転職の本人希望欄で失敗しない要点

ここまで読んでくださって、本当にお疲れさまでした。

看護師転職の本人希望欄は、たった数行なのに、心がすごく揺れますよね。
「希望を書いたら落ちるかも」と怖くなったり。
「でも書かないと、後で困るかも」と焦ったり。
その迷いは、あなたが真剣に転職を考えている証拠です。
だから、迷った自分を責めなくて大丈夫です。

本人希望欄だけで合否が決まる、と言い切ることはできません。
採用は、履歴書全体や面接、経験、資格などの総合評価です。
ただし、本人希望欄は「全体印象」と「条件の現実性」を整える力があります。
だからこそ、希望を我慢するのではなく、誤解なく伝わる形に整えることが大切です。

最後に、失敗しない要点をまとめます。
今日この箇条書きだけでも保存しておくと、本人希望欄が一気に書きやすくなります。

  • 本人希望欄は「交渉」ではなく、長く働くための条件を共有する欄です。
  • 本人希望欄だけで合否が決まるとは断定できず、採用は総合評価です。
  • それでも本人希望欄は「全体印象」や「条件の現実性」に影響しやすいので整える価値があります。
  • 希望がない場合は、「貴院の規定に従います」が丁寧で安全です。
  • 「特になし」は間違いではありませんが、雑に見えることがあるため注意が必要です。
  • 本人希望欄の文章量は1〜3文が目安で、長文は避けた方が損しにくいです。
  • 希望がある場合は「事情(短く)→希望(短く)→ご相談のうえ→貢献」の型が強いです。
  • 日勤希望は書いてOKですが、「日勤中心」「当面」「状況により」で角を取ります。
  • 育児の配慮依頼は隠さず、時間・曜日・回数など具体で書くと調整しやすいです。
  • 社会保険加入は「加入希望」より、加入条件の確認として書く方が自然です。
  • 志望動機と本人希望欄は同じ方向にそろえ、矛盾を作らないことが重要です。
  • 条件を並べすぎると配置が想像できず不利になりやすいので、本人希望欄は絶対条件だけに絞ります。
  • 希望が多い場合はA(絶対条件)B(強い希望)C(希望)に分け、本人希望欄にはAだけを書きます。
  • 「できません」「無理です」などの否定表現は避け、「事情により難しい」に言い換えます。
  • 「〜してください」などの命令口調は避け、「希望いたします」「ご相談のうえ」に言い換えます。
  • 「少なめ」「できれば」などの曖昧表現は、面接で突っ込まれやすいので数字に変換します。
  • 配属固定や夜勤免除は断定せず、希望+相談+代替案(回数・段階的)で書きます。
  • 夜勤免除は職場によって制度的に難しい場合があるため、求人との相性も確認します。

あなたの希望は、弱さではありません。
あなたが働き続けるための、すごく大切な設計です。
丁寧に整えれば、希望はちゃんと伝わります。
あなたに合う職場に出会えるよう、心から応援しています。


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